[ホームページ]お寺さま、ホームページリニューアル。
ホームページのリニューアルということで、お寺様のホームページを担当させていただきました。
みんぷろがしたこと。
(1)ホームページリニューアル
(2)一部写真撮影
(3)WIXからの移行
「都市開教」としての新しいお寺
クライアント様は、浄土真宗本願寺派の都市開教として、うまれた新しい「お寺」です。
誰しもがもつ「お寺」のイメージではなく、うまれたての新しいお寺。
ホームページは、いわゆるお寺をイメージする「古い歴史」や「歴史ある建物」を主軸とせず、「イベントのお知らせ」や、「コラムの掲載」、また「開院までの歩み」を掲載することで、顔が見えるお寺・「親しみやすさ」を重視して設計しました。
掲載する記事の種類が多いことで、カスタム投稿タイプを利用。イベント情報は、開催日になれば、自動的に「終わったイベント」カテゴリに入ります。
何気ない日常の切り取り、で親しみを演出
「住職・坊守でなく、お寺そのものを主人公にしたい」というご希望でしたので、お寺の写真を多用し、何気ない日常の切り取り風景を、ページのあちこちにちりばめました。
ご住職・坊守様は、ともに、美的センスはもちろん、凛とした美しい生き方をしていらっしゃる方々でした。そうした姿勢が生活の隅々に現れており、そこが魅力のお寺でもあると同時に、浄土真宗の教えを守っていらっしゃるのがひしひしと伝わります。そのような雰囲気や価値観は、スマホやパソコンの小さな画面を通じてはすべては伝わりません。ですが、できるだけ伝えられるものは伝えてみたい、と設計いたしました。
例えば、「自然寺」のロゴ。これは書道に長けていらっしゃる坊守様が「刻字」という書道のジャンルで、彫った文字になります。普段、ロゴはヘッダーであまり大きくしないのですが、文字の美しさを見ていただきたいと、大きめに入れました。
高貴な色「紫」は、どこまで使うか
メインカラーは、「紫」です。日本古来から、高貴な色としての「紫」ですが、多用しますと、ちょっと古めかしすぎてしまいます。
クライアント様からは、「若い世代の方からも親しみをもっていただきたい」という思いもありましたので、Instagram風のデザインや、差し色に流行色を入れたりし、メインカラーは保持しつつも、ちょっとおしゃれ感を演出しました。
トップページのフッター・10秒動画ではあえて「めだか」。悪人正機説!
トップページには、10秒以内の動画を入れました。
最初は、「玄関で住職と誰かがおしゃべりをしている」動画で、来院への親しみを演出しようかと思っていました。ですが、ヒーローエリアにフッターにOGPに、建物の写真は様々なところで使っていますので、しつこくなります。
そこで、玄関のお鉢の「小さなめだか」にしました。ただ「めだかを映し出す動画」(撮影:住職さん)です。ぼーっとしているときに、眺めたくなる動画といったらいいでしょうか。
ここには、小さな生き物のいのちを見つめることで、「生きとし生けるもの」の平等、浄土真宗の悪人正機のベースとなる考えを込めてみました。ちょっとわかりにくい・・・ですが、捉え方は人それぞれですので、訪れた人が、含みをもって捉えていただけると嬉しいです。
日本語の言葉遊び・造語は、SEOから下げるべき?
今回、リニューアル前にあった、日本語の言葉遊びの造語は、SEO的にもタイトルから外しました。
例えば、TERRA-Life(TERRAと寺を掛け合わせた造語)、とかです。
お寺での生活・様子、という造語なのですが、SEOでひっかかりづらいことや、ネット、特にスマホは直感的な読み方をしがちなため、そぐわないかなと思いまして、見出しから下げました。申し訳ございません。
ですが、これが正解だったかどうかは、わかりません。造語のおもしろさ、言葉選びのセンスも、クライアント様の特徴でもあるからです。これは、今後も検証してまいりたいと思います。
弊社・みんぷろでは、それぞれの事業に合ったネット活用方法もご提案させていただきます。どうぞご依頼ください。
追伸:
ジネンジ様
まだまだ下手くそで、かつ作業が遅い当方を、温かく見守りくださり、ありがとうございました。心からの感謝と、お詫びを申し上げます。