[ウェブ制作]商店会ページでプロモーション
柿生中央商店会(川崎市麻生区)の「ホームページリニューアル」を担当させていただきました。



みんぷろがしたこと。
- 取材。写真撮影(一部)。
- ホームページ制作
現状分析
1.柿生エリアの今後の発展見通し
現在の、柿生駅の一日の乗降者数は、約3万4千人(小田急電鉄ホームページより)。増減率は、2.1%と、今も発展している駅です。
ですが、「麻生区は、2030年に人口のピークを迎える」とされており、それ以降は滑らかに下降。2045年に老年人口のピークをむかえ、その後も減少過程への移行が想定されています。(川崎市「川崎市総合計画第3期実施計画の策定に向けた将来人口推計」より)。
このような統計から、年を取っても、公共交通機関で、気軽に利用できる駅周辺商店街のニーズは、これからも増えてゆくと思われます。
2.活発な商店会活動(お祭り、キャラクター、ヒーロー、アイドル・・・)
本商店会は、主催イベントが活発な商店会です。秋には「禅師丸柿まつり」、夏には2年前から「夏祭り」も開催されるようになりました。
イベントでは、ご当地キャラクター(かきまるくん)・ヒーロー(カキライザー)・アイドル(AMW)も出演。地元を盛り上げることに、一役買っています。
これらは、当商店会の長所であり、PRすべきことかと思いました。
3.ホームページのない店舗もある
一方で、加盟店舗を見てゆきますと、ホームページのない店舗もちらほらございました。SNSはしているが、ホームページはない店舗も合わせると、その数は、約2割にもなります。
スマホの個人保有率は7割、世帯保有率は9割にもなる時代に、「ホームページまで着手できていない商店様」のために、商店会ホームページで店舗紹介をすることも、商店会ページの意義ではないか、とも考えました。
ホームページの制作目的
こうした現状分析から、ホームページ制作の目的・方針を整理しました。
1.イベント情報や、キャラクター・ヒーロー・アイドルページを充実させる
活発にされているイベントや、地元での認知度の高いキャラクター・ヒーロー・アイドルページを、作りました。



2.店舗紹介は、「情報」だけにせず、「顔の見える店舗ページ」にする
「情報」のみの掲載にせず、店主の声や、お店の歴史など、「顔が見える」「親近感がわく」ように構成しました。これは、街情報サイトとはまた別の情報を掲載する形になり、差別化にもつながります。
ホームページのない店舗も、ある程度、情報がわかるようにしました。

人気店がアクセスを集め、他店舗の認知度があがる・・・商店街は相互扶助の共同体
実際にページを作ってみると、SEOでは、人気店のワードでアクセスを集める現状がありました。さらに、そこから他店舗へのページへ遷移をしている、というユーザー行動も見られました。
これは、企業に例えるなら、「金のなる木」が経営を安定化させ、新規事業へ投資する、という現象と同じかと思われます。そもそも、商店会とは、経営者同士の相互扶助の役割もあります。「人気店を利用して他店舗の認知度をあげる」のも商店会のホームページのPR戦術だと考えます。
私の知る範囲では、ここまで手掛けている商店会ホームページは見たことがないのですが、将来像としての在り方を示す一つのモデルになり得るのではないかと思いました。
【おまけ】今後の更新はどうするか
ホームページは、作ることがゴールではなく、「効果があること」がゴールとなります。
そのためには、情報の鮮度が大事なのですが、それぞれ店舗ごとに、PRへの意識、商店会への帰属意識に違いがあります。
情報の一部が古いだけで、サイト全体の信頼が揺らいでしまいます。
今後、例えば、見せ方について、トップページに「店舗の更新情報を掲載する」とか、必要になるかもしれませんし、「年会費を払うごとに登録情報も確認する」とか更新フローを行う必要もあります。
弊社・みんぷろでは、それぞれの事業に合ったネット活用方法をご提案させていただいております。どうぞご依頼ください。